横須賀に拠点を置く在日米海軍司令部は5月26日~31日、米海軍と海上自衛隊横須賀地方総監部が合同で行う初のバーチャルイベント「フリートウイーク・ジャパン」「フリートウイーク・ニューヨーク」をオンライン開催すると発表し、市民にも参加を呼び掛けている。
米海軍艦船マスティンで会談する海自横須賀地方総監・酒井良海将(左)、在日米海軍司令官ブライアン・フォート少将(写真提供=米海軍)
期間中、誰でも参加できるフィットネスイベント「海軍シーレッグ・チャレンジ」を実施。同チャレンジのコンセプトは、洋上勤務ではしごのような階段を上り下りして移動する海自隊員や米海軍将兵の感覚を疑似体験する企画。自由の女神像の階段(345段)や東京タワー(600段)、エンパイアステートビル(102階・1860段)など、日米のランドマークの高さに相当する「身近にある階段」を上ることで体感してもらおうというもの。
4日間それぞれ目標となる高さに相当する「オプション」(階段数や距離)が設定される。平面のチャレンジではランニングやウォーキングで、ブルックリンブリッジ(1.77キロ)やセントラルパーク(9.8キロ)、米海軍空母11隻分の長さ(3.66キロ)に相当する距離を歩いたり走ったりしてこなすことも可能。
4日間ですべてのチャレンジを完了した人は、「シーレッグ・チャレンジ完了証明書」をダウンロードすることができる。フェイスブック・ツイッター・インスタグラムなどSNS上に、ハッシュタグ(#FleeWeekJapan)を付けて写真投稿することを推奨している。2つ以上の目標をクリアした人向けに、日本在住で日本国籍を持つ人が応募できる「特別イベント」も後日発表する。
米海軍将兵には、訓練の一環として全チャレンジが義務付けられており、燃料補給に「ネイビーバーガー」「海軍カレー」を提供。米海軍艦船では毎週水曜を「ハンバーガーの日」、海自艦船では毎週金曜が「カレーの日」となっており、伝統的な「海軍食」を提供し合う交流イベントも予定。海軍カレーやネイビーバーガーは、横須賀市で「ご当地グルメ」として認定されている。
海自横須賀地方総監・酒井良海将は「私たちはフリートウイーク・ジャパンに興奮しており、これをきっかけに将来多くのフリートウイークが開催されることを願っています。目的は友情と共有された経験を通じて成長することです」とコメント。
在日米海軍司令官ブライアン・フォート少将は「海での生活における身体的な過酷さをいくつか体験できる1週間の交流チャレンジを楽しみにしています」という。
インベント詳細は、在日米海軍司令部公式フェイスブックで確認できる。