「ジャズが聴こえてくる街」を合言葉に音楽イベント「横須賀トモダチジャズSpring」が3月18日、京急横須賀中央駅前の横須賀モアーズシティで開催され、大勢の市民が集まってビッグバンドのジャズ演奏を楽しんだ。
駅の改札口を出た広場が音楽舞台になり、4つの個性的なビッグバンドが競演。ファーストステージでは、活動歴約50年の日産自動車の音楽クラブ「NISSAN B&S JAZZ ORCHESTRA」がカウント・べーシーゆかりのスイングジャズを披露した。
女性シンガーをまじえて軽快なラテンジャズを演奏する「Orquesta Caliente」。パーカッショニスト・ペッカーさんがプロデュースする結成1年の町田発ビッグバンド「マチーダ楽団」。バンド活動24年のチーム「JUG FOUR WINDS ORCHESTRA」など、スタンダードジャズからポップスやロック調まで幅広い演奏を熱演した。
同実行委員会の川島研斗さんは「バンド仲間が機材を持ち寄って会場設営まで行う手作りのイベント。街の風景に溶け込むようなジャズ演奏を楽しんでもらえた」とほほ笑む。
市民有志による同実行委員会は3年前に結成。昨年11月には、どぶ板通り周辺で街ぐるみのイベントを行い、5日間で80ステージを展開し、延べ1万人以上を集客。今年は春夏秋冬のシーズンごとに音楽イベントを展開する。参加バンドは、公式サイトやフェイスブックなどで募集予定。