横須賀中央の元映画館ライブハウス「Younger Than Yesterday」(横須賀市大滝町2)で1月23日、日米サムライが登場するチャンバラ時代劇を「英語字幕付き」で披露する「剣激隊」公演が行われる。
チャンバラ・パフォーマー、中野知佐子さんが華麗な殺陣を披露する
当日は、米国人を含む10人のメンバーが出演するほか、女形役者・六太郎さん、東映アクションクラブの千田義正さん、俳優の小沼努さんらが友情出演。元映画館のスクリーンを活用して、英語字幕付きのオリジナル時代劇「ザ・必殺」を上演するほか、ムービー上映、来場者の殺陣(たて)体験コーナーなども設ける。
剣激隊は、横須賀在住のパフォーマー・中野知佐子さんが2004年に結成。プロの殺陣師・柴崎滋さんの指導を受け、チャンバラを主体としたアクションやパフォーマンスを学ぶ劇団。同市内の各種イベントに出演し、和太鼓やソーラン、ジャズバンドとのコラボレーションなども行ってきた。米海軍横須基地内でワークショップも開催するなど、日本のチャンバラ文化を通じて国際交流を図っている。
同メンバーのデイビッド・ビームさんが、ホームページ、ポスター、オリジナルムービーも作成した。ビームさんは来月帰国するため、サヨナラ公演として奇抜な企画も予定。米軍基地の米国人も応援に駆け付けるため、「英語字幕スーパー」を用意した。
創立者の中野さんは今回の公演で引退し、若いスタッフらが同劇団をリニューアルして引き継いでいくという。30年以上演劇活動を続けてきた中野さんは「国籍や性別、年齢を問わず、チャンバラを楽しむインターナショナルな劇団」といい、「これまで無我夢中で取り組んできたが、人生をリセットして個人として再出発したい。剣激隊の集大成となる舞台を皆さんに見てもらえたら」と話す。
開催時間は17時~18 時30 分。入場料1,000円。終了後に、同会場で打ち上げパーティー(参加自由)も予定する。