横須賀市民ミュージカル「SUKAミュー」が始動-「タイムカプセル」テーマに

横須賀市民ミュージカル「SUKAミュー」のオーディションが行われ、南体育館に44人の応募者が集まった。

横須賀市民ミュージカル「SUKAミュー」のオーディションが行われ、南体育館に44人の応募者が集まった。

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 横須賀・南体育館(横須賀市久里浜6)で3月6日、横須賀市民ミュージカルを作る会「SUKAミュー」のオーデイション&説明会が行われ、市内に在住する6歳~51歳までの応募者44人が集まった。横須賀青年会議所が共催。

SUKAミュー、昨年の舞台の様子

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 当日は、脚本・演出家で劇団「河童座」代表の横田和弘さんより全体説明が行われ、シンガーソングライター・鈴木初音さんが作詞・作曲したテーマ曲「Dream and Future」も発表された。オーディションでは演技・ダンス・歌唱力のテストが行われ、会場となった体育館に参加者の熱気が溢れた。

 今年のミュージカルは「タイムカプセルに込められた夢」がテーマ。30年前に地中に埋められたタイムカプセルをめぐるストーリーで、主人公はミュージカルスターを夢見る少女。夢と現実とのギャップに悩みながらも、「夢を持ち続けること」の意味を描く。

 脚本執筆中の横田さんは「横須賀青少年会館で30年前に埋められたタイムカプセルがあるという事実が見つかった。タイムカプセルを埋めた現実のエピソードも脚本に加えていきたい」とミュージカル構想のきかっけを話す。

 最近発見された資料「青少年会館利用ガイド・20周年記念特集」(1990年刊)によると、「会館の庭にタイムカプセルが埋められています。これには、昭和54年(1979)国際児童年記念として会館利用グループ青年たちが託した『21世紀へのメッセージ』が入っています」との記述がある。

 横田さんらはタイムカプセルを掘り起こせないかと会館管理者と交渉中で、カプセルを埋めた当時の関係者を探しているという。「事情を知っている人はぜひ連絡をいただきたい」(横田さん)と呼び掛けている。

 同館館長の中川透さんは「当時の会館管理は県が行っており、その後市に移管されたため詳しい資料が残っていない」といい、「要望を検討中だが、タイムカプセルには個人情報も含まれているため、掘り起こしには当時の関係者の同意や立会いも必要」と話している。

 ミュージカル公演は8月21日・22日、横須賀市文化会館大ホールで開催予定。問い合わせは、同青年会議所SUKAミュー事務局(TEL 046-824-1061)まで。

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