横須賀経済新聞の上半期PV（ページビュー）ランキングは、4月末に42年の歴史に幕を降ろし惜しまれながら閉店した西友横須賀店の記事が1位となった。

　ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1.西友横須賀店が閉店、42年の歴史に幕－横須賀中央エリア、再開発へ（5月1日）
2.飲めるブラジャーで乾杯、「横須賀ブラジャー祭り」－若松マーケットで開催（5月22日）
3.米海軍横須賀基地が一般開放－日米親善スプリングフェスタ（3月13日）
4.コスプレ女王「キキワン」さん、追浜観光大使に－コスプレでまちおこし（3月12日）
5.横須賀の名物ジャズ喫茶「ブルーノート」、若松町に移転－ファンの声に応え復活（4月11日）

　横須賀中央エリアでは、さいか屋大通り館閉店（2010年5月）に続き、西友も閉店したことで再開発ブームに。一方、駅裏にある昭和レトロな若松マーケットの活性化が注目され、ご当地カクテル「横須賀ブラジャー」（2位）が人気。名物ジャズ喫茶復活（5位）などノスタルジックな話題が上位に入った。

6.米海軍横須賀基地、米空母GWに長蛇の列－開放イベントに4万人（3月26日）
7.結成20年の人気バンド「ラルク アン シエル」、横須賀美術館で特別展(5月16日)
8.「なでしこ」大野・近賀選手、横須賀シーガルズで初蹴り－地元チームに里帰り（1月13日）
9.横須賀美術館5周年、人気音楽アーティスト展開催へ－電通、音楽制作者連盟とコラボ（4月28日）
10.三崎下町に大人のサボリ空間「昼寝城」－ハンモック、お月見風呂も（3月5日）

　7位・9位は、横須賀美術館の新分野への取り組みとして人気ロックバンド展が若い世代の支持を集めた。「コスプレでまちおこし」「三崎に昼寝城」などユニークな話題も注目された。

　昨年3月の東日本大震災や原発問題以降、地域のつながりを求める声が強くなっている。飲食店街の厳しい状況が続く中、地元に深く根付いた大衆居酒屋系が盛況で、「古き良き時代」への回帰願望も垣間見られた。