横須賀・本町どぶ板通りに6月1日、民間で運営する米軍基地コミュニティー支援SNS「JapanBases.com(ジャパンベーシズ・ドット・コム)」のインフォメーション・オフィス(横須賀市本町1)がオープンした。
同SNSは2009年3月、米海軍横須賀基地でコンピューター・エンジニアとして働くアダム・ジョーンズさん(30歳)が個人で開設。海外から日本各地へ赴任する米国人の間で評判になり、登録ユーザー数は約6,500人。月間20万人以上がアクセスする人気サイト。
米軍基地正門前にある同オフィスは、夫人の裕子・ジョーンズさんらがボランティアで運営。英語メニューがある飲食店や英語で対応できる店舗、住居施設、病院・歯科医院、地域イベントなどの情報を集め、市内に在住する米国人に提供するという。
裕子夫人は 「海外から日本へやってきたばかりの米国人家族など不安を持っている人も多い」といい、「SNSではクチコミ情報などが伝わっているが、直接話を聞きたいという人も多く、生活に必要な情報を提供するオフィスを開くことになった」と話す。イベントポスターやチラシなどの掲示板も用意しており、「気軽に来訪してもらえたら」とも。
「米国人に日本のことを知ってもらい、交流イベントなどを通して日米コミュニティーの懸け橋になれたら」と裕子夫人。SNS「フェイスブック」で交流する地元市民グループからも交流企画の提案が寄せられているという。
営業時間は月曜・火曜・木曜・金曜の10時~18時。問い合わせは同オフィス(TEL 046-874-7156)まで。