米軍基地コミュニティーSNSが1周年-横須賀で記念イベント

米軍基地コミュニティーSNS「JapanBases.com」の1周年イベントで、スピーチを行うアダム・ジョーンズさん

米軍基地コミュニティーSNS「JapanBases.com」の1周年イベントで、スピーチを行うアダム・ジョーンズさん

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 京急汐入駅前のヨコスカ・ベイサイド・ポケット(横須賀市本町3)で3月19日、 民間で運営する米軍基地コミュニティー支援SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)「JapanBases.com(ジャパンベーシズ・ドット・コム)」が1周年を迎え、約200人のメンバーが集まって「アニバーサリー・パーティー」が行われた。

1周年イベントに集まった米国人家族たち

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 同SNSは昨年3月、米海軍横須賀基地でコンピューター・エンジニアとして働く28歳のアダム・ジョーンズさんが個人で開設したもの。当初は横須賀基地周辺で暮らす米国人を対象に「YokosukaBase.com」としてスタートしたが、海外から日本各地へ赴任する米国人の間で評判となり、利用者が急増したため「JapanBases.com」と改称。横須賀・沖縄・厚木・座間・三沢・岩国など米軍基地のある全国8エリアの生活情報・各種イベント情報なども配信している。登録ユーザー数は1,545人、月間6万人以上がアクセスする人気サイトになった。

 パーティーでは手作り料理を持ち寄ってビュッフェスタイルで交流し、主催者からのスピーチ、参加者によるディスカッション、抽選でディズニーランド入場券などの景品も贈呈され、家族連れの参加者たちが週末のイベントを楽しんだ。

 同サイトでは「コラム」(掲示板)が人気コーナーで、趣味・スポーツの話題、「基地の外の居酒屋でガールズトークしませんか」などの書き込みも。住宅探しや中古車探しなど生活に密着した質問や相談も多いという。

 ジョーンズさんは米ジョージア州出身で、5年前に日本人女性と結婚。「世界各地にある米軍基地関係者やその家族が数多く日本へ赴任してくる」といい、「慣れない土地で暮らす悩みや相談事も多いため、SNSを活用することで楽しく交流してもらえたら」と話す。

 横須賀市内では約2万人の米国人・基地関係者が暮らしている。ジョーンズさんは「今後は市内商店街とタイアップしたジョッピング・飲食などの割引クーポン、米国人向け賃貸住宅情報などの掲載も検討中。地域の人たちとの交流も図りたい」と意気込む。同サイトは英語ができれば日本人も利用登録できる。

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