県立保健福祉大学(横須賀市平成町1)のチアサークル「A-winds(アーウインズ)」が12月20日、同大講堂でダンスサークル「D-KRAP」と競演してクリスマスライブを行い、サンタ衣装を身に付けて踊るなど華やかなパフォーマンスを披露した。
キャンパスでは、手作りのろうそくに火を灯してハートを描いた「節電キャンドルナイト」(同自治会主催)も実施され、学生たちがクリスマス気分を満喫した。
同大チアサークルは、2008年の学園祭「うみかぜ祭」のステージ発表をきっかけに有志が結成。パフォーマンス後は解散予定だったが、存続を希望する声に押され、2009年2月にチアサークルとして正式発足した。
チーム名の「A」は「AQUA(アクア=水)」の意味。同大が海に近く、キャンパスに潮風が香ることから「A-winds(海風)」と命名された。看護や福祉などを学ぶ彼女たちは、実習や長期研修などもあるため練習は週2回。現在10人のメンバーで活動する。
同サークル代表で看護学科2年の吉田ゆいさんは「元気・勇気・笑顔がモットー。自分たちで工夫しながら、魅せるパフォーマンスを目指しています」とほほ笑む。競技色が強いチアリーディングに華やかなダンスの要素も取り入れている。
11月には、被災地支援チャリティーイベント「いまホン」に出演。初心者が多いサークルだが、アクロバットなパフォーマンスを披露して喝采を浴びた。「夏から猛練習した成果を発表できた」とメンバーたちは笑顔をみせる。
吉田さんは「チアは仲間と一緒にチームで作り上げる美しさ。見てくれた人が笑顔になってくれたら私たちもうれしい」といい、「チアの活動をもっと知ってもらうため、うみかぜ祭のステージだけでなく地域のイベントにも積極的に参加したい」と話す。