東京ガス・キッチンランド横須賀(横須賀市若松町1)で7月10日、横須賀産小麦を使った特別企画「人気ベーカリー『カフェ・ド・クルー』に教わる 2つの生地で作るアレンジパン」と題した料理教室が開催された。
料理教室では、横須賀産小麦を配合したハードロール・フーガスなどのフランスパンのほか、米粉入りカレーパン、米粉入り季節の野菜パンなど合計5種類のパンを作って試食した。講師は同市内のパン工房「カフェ・ド・クルー」専務の森柾人さん、同製造部長の細井健司さん。同教室の参加申し込みは「定員24人に対して応募が80人以上という人気ぶり」(同担当者)だった。
カフェ・ド・クルーでは、同店名物「よこすかメイプルメロンパン」の皮生地に横須賀産小麦を使用しており、「海軍カレーパン」にも国産小麦を使用するなど地産地消の食材にこだわったパン作りをしている。森さんは「カレーパンには、海老名産山田錦の酒米粉を生地に練り込むことにより、モチモチ感と米粉の甘さを引き出すことができる。夏場はタマネギ・ニンジン・ジャガイモも横須賀で収穫できるので、地元産野菜を使用している」と参加者に説明。
参加した同市内在住の30代主婦は「パン作りや横須賀産小麦にも興味があって参加した。カレーパンや野菜パンなども自分で作れるようになって子どもたちに食べさせたい」と述べた。
森さんら同店スタッフは今年6月、契約農家で栽培した横須賀産小麦の収穫作業にも参加。森さんは「今年はユメシホウ・ニシノカオリの2品種を作付けした。収穫量はまだ少ないが地元産小麦の生産拡大を目指している」といい、「さまざまな地場野菜を使った野菜パン各種を試作・販売していく予定」と笑顔をみせた。
同教室の企画を担当するアーバン・コミュケーションズ(東京都港区)の室園朋子さんは「最近は地産地消が話題を集めており、人気店のカフェ・ド・クルーさんに講師をお願いした。地産地消の食材を使った特別料理教室を今後も開催していきたい」と話している。