横須賀の葬祭式場で「龍馬とおりょう」しのぶイベント-月琴演奏・講談も

横須賀「おりょう会館」にある龍馬の妻「おりょう」の胸像。晩年を西村松兵衛と暮らした棟割長屋の跡地に立つ。

横須賀「おりょう会館」にある龍馬の妻「おりょう」の胸像。晩年を西村松兵衛と暮らした棟割長屋の跡地に立つ。

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 横須賀中央の総合葬祭式場「おりょう会館」(横須賀市米が浜通2、TEL 046-821-4242)で2月21日、坂本龍馬と妻・おりょうをしのぶイベント「おりょう祭り」が行われる。同会館・地域感謝祭の一環。

「おりょう会館」の前に建てられた「龍馬の妻・おりょう終焉の地」の道標

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 イベントでは、よこすか龍馬会会長・藤井親さんによる講演「坂本龍馬とおりょう」、同会女性グループの月琴演奏と女性弁士による講談「おりょうの生涯」を行うほか、おりょうの資料パネル展示、屋台コーナーなども出店。

 同会館は1996年に設立。敷地が「おりょう終焉の地」に当たることから、供養の意味を込めて「おりょう会館」と命名された。運営は県内18店舗を展開するメモワール。

 おりょうは京都の町医者の家に生まれ育ち、龍馬亡き後は高知・京都・大阪・東京を転々として波乱の生涯を送ったという。1875(明治8)年に「三浦郡豊島村深田」(現在の横須賀市米が浜通)の西村松兵衛方に「西村ツル」として入籍。晩年を同地で暮らし、1906(明治39)年に66歳で病没。大津町・信楽寺(しんぎょうじ)に墓碑が建立されている。

 企画担当マネージャーの松下和代さんは「NHKドラマ『龍馬伝』が始まったこともあり、地域の皆さんにおりょうさんのことを知ってほしいと願い、初の『おりょう祭り』を開催することになった」とし、「おりょうさんが暮らした場所で、幕末を生きた女性の姿を感じてもらえたら」と話す。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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