ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(横須賀市本町3)で10月3日、「自分らしく働くこと、社会参加」をテーマに引きこもりの若者たちへの理解を求める「就労支援ネットワークフォーラム」が開かれる。主催はNPO法人アンガージュマンよこすか、就労支援ネットワーク研究委員会、神奈川県。今年で7回目。
出席者は、傷ついた若者の支援活動に取り組む横須賀市市会議員の藤野英明さん、汐入メンタルクリニック院長の阿瀬川孝治さん、神奈川県立保健福祉大学教授の小林正稔さん、アンガージュマン事務局長の島田徳隆さん、同理事長の滝田衛さん。
「アンガージュマン」とはフランス語で「社会参加」の意味。同NPOは横須賀・上町商盛会商店街に事務所を置き、「かながわボランタリー活動推進基金21」協働事業として不登校や引きこもりの若者の支援事業を展開。若者に働く場を提供する「はるかぜ書店」を運営するほか、フリースペース「あばうと」での学習サポート、犬の散歩や引越しの手伝いなどで就労研修する「孫の手サービス」、商店街・農家と連携した宅配サービス、「上町灯ろう夜市」など商店街活性化イベントのサポート活動も行う。
同NPOの島田さんは「働きたいけれど働けない、生き辛さを抱えた若者たちには周囲の理解が必要」という。「フォーラムでは商店街との共同取り組み事例なども紹介しながら、引きこもりの若者たちが社会参加できるよう、コミュニティーの課題解決について皆さんと一緒に考えていきたい」と話す。
開催時間は13時~16時。入場無料。