「2008ダンスコンテスト全国大会」で1位となったキッズダンスチーム「SDS」が12月20日、横須賀芸術劇場ベイサイドポケット(横須賀市本町3)の公演で優勝したダンスを披露した。
同コンテストは芸王(げいわん)グランプリ実行委員会が主催するもので、全国各地の商業施設で250組のストリートダンス・チームが参加して地区予選が行われ、11月9日に各地の代表16組が東京・お台場に集まって最終選考に臨んだ。
成人チームも参加する中、見事初優勝を果たしたのは横須賀の「SDS」。サリーダンススクール(三春町2)に所属するメンバーは、小学5年生~中学2年生の7人。
当日、「SDS」は神奈川県内のダンスチーム40組が参加する「FULCRUM SQUAD」に出場し、ヒップホップとジャズダンスをミックスしたオリジナルダンスを約800人の聴衆の前で踊った。「踊る前にみんなでエンジンを掛け合った」「ダンスはみんなの個性と先生の力で今日の舞台がある」とメンバーたちは話す。
チームを指導する濱野真粧美さんはニョーヨークでダンスを学び、フィリピンや三宅島に移住。2000年の三宅島噴火で被害を受け、実家のある横須賀に拠点を移した。濱野さんは「キッズダンスが盛んな横須賀の代表として優勝できたことがうれしい。ダンスはスポーツとしても評価されるようになった。メンバーにはダンスだけでなく勉強も頑張るよう指導している」と話す。