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記念艦三笠で「艦上ジャズ」、歴史再現イベントも 横須賀で日本遺産WEEK

明治期の軍装で歴史再現イベントを行う「甲飛喇叭隊第十一分隊」

明治期の軍装で歴史再現イベントを行う「甲飛喇叭隊第十一分隊」

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 世界3大記念艦のひとつ「記念艦三笠」(横須賀市稲岡町)で10月7日、戦後ジャズの聖地だった横須賀ジャズの歴史を振り返り、ビッグバンドが演奏する「三笠艦上ジャズ」が行われる。明治期の軍装をした海軍ラッパ隊の歴史再現イベントも同時開催する。横須賀トモダチジャズ実行委員会が主催、同市が行う「日本遺産WEEK」の一環。

戦後の荒廃期、ダンスホールや水族館があった記念艦三笠

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 当日は大砲のある前甲板で、横須賀・横浜で活動する「JUG Four Winds Orchestra」が出演し、スタンダードジャズなどを披露(13時15分~・14時15分~)。後甲板では、歴史的な風景を再現するボランティアグループ「甲飛喇叭(ラッパ)隊第十一分隊」がラッパ吹奏など、往時の三笠艦上の様子を再現する(12時30分~)。

 戦後の横須賀では、旧海軍軍楽隊からジャズメンに転向した人たちが数多くいた。戦争が終わり、ジャズは平和のシンボルだった。昭和20年代、「EMクラブ」(進駐軍グラブ)を中心にジャズを演奏するクラブやダンスホールが横須賀には100軒以上あったという。

 戦後混乱期、三笠は大砲を撤去され、ダンスホールや水族館として使われた時代もあった。第二次大戦時に交戦国だった、米海軍のチェスター・W・ニミッツ提督(故人)が同艦の姿を憂いた文章を月刊誌「文藝春秋」(昭和33年)に寄稿。「私のこの一文が原稿料に値するならば、その全額を三笠復元基金に私の名で寄付していただきたい」。この発言は国内外で反響を呼び、政府や米海軍も支援し、日米両国の関係者が協力し合い、1961(昭和36)年に元の姿に復元された。

 同バンドの川島研斗さんは「三笠のさまざまな歴史に思いを寄せて、歴史遺産を見直すきっかけになれば。日米交流のトモダチジャズで、地元の皆さんに親しまれる演奏をしたい」と話している。

 同艦内では、日本遺産パネル展示、写真家・ストラーン久美子さん写真展も行う。10月14日まで。同WEEKでは、走水低砲台跡と猿島公園見学会(10月27日)、千代ケ崎砲台跡見学会(10月25日・28日)なども予定。問い合わせは横須賀市観光課(TEL 046-822-9672)。

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