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横須賀で「街なかミュージック」キックオフ 中心市街地にぎわい目指す

横須賀中央駅前ステージには大勢の市民が集まり、「街なかミュージック」を楽しんだ

横須賀中央駅前ステージには大勢の市民が集まり、「街なかミュージック」を楽しんだ

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 横須賀の中心市街地活性化を目指す音楽イベント「ヨコスカ街なかミュージック」のキックオフライブが9月16日、横須賀中央・汐入の4会場で同時開催され、大勢の市民が集まりにぎわった。

横須賀中央駅前で演奏する「力武誠トリオ&Mrs.Guarana トモダチバンド」

 「音楽・エンターテイメント都市」を推進する横須賀市と市民音楽団体がコラボして運営。野外スタージが各エリアに設置され、横須賀中央駅前・三笠ビル商店街・リドレ前・ドブ板通りイベント広場には、横須賀出身のプロミュージシャンや地元ビッグバンドなどが出演した。

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 中央駅前ステージには、スカジャンを着た上地克明・横須賀市長も駆け付けて応援。FMヨコハマのラジオ中継も行われた。自らバンド活動も行う上地市長は「やっとここまでこぎつけた。若い頃はFEN(米軍極東放送)の音楽を聴いて育った。外に出てみんなで音楽を楽しめる街を目指したい」と意気込みを語った。

 同ステージでは、この日のために結成したスペシャルバンド「力武誠トリオ&Mrs.Guarana トモダチバンド」が出演。スタンダードジャズやポップスも交えて演奏し、軽快なスイングが駅前に響きわたった。

 国内外で活躍するドラマー・力武誠さん(横須賀出身)は「さいか屋でアルバイトしながら、ヤマハでドラムを習った。当時はバンドブームでプロになりたいと思った。横須賀はそんな思いを叶えてくれた街です」という。横須賀育ちのボーカル・Hiromiさん、逗子出身のギター・Tetsuさんのユニット「Mrs.Guarana」と初コラボ。Hiromiさんは「力武さんは地元・久里浜高校で机を並べた同級生。大人になってこうして再会して一緒に演奏できるのがうれしい。きょうはトモダチバンドとして演奏します」とエピソードを披露すると客席から温かい拍手も。

 三笠ビル商店街では、初めて時計台前にステージを設置。20代の女性サックスプレイヤー「前田サラ Family Band」、「横須賀カルタブルース」で話題を呼んでいるジンジャーエールが演奏。

 人々が行き交うストリートでゴスペル曲を演奏する、前田サラさんの力強いサックスが街の風景に溶け込んでいた。前田さんは、父親がプロテスタント教会の牧師で音楽家、6人きょうだいの長女。高校へ進学せずアルバイトしながら家計を助け、ストリート演奏やライブハウスでサックスの腕を磨いた。2015年にはソロアルバム「Family My Soul」をリリースし、プロミュージシャンとして都内で活躍中だ。

 リドレ前では、日本を代表するインストメンタルギタリスト・岡崎倫典さん。高層ビルの谷間に、幻想的なアコ-ステックギターの音色が響き、大勢の観客が聞き入っていた。

 アメリカンな雰囲気のドブ板通りステージには、横須賀を中心に活動するビッグバンド「Marmalade Jam(マーマーレード ジャム)」。映画曲「New York, New York」やジャズナンバーを演奏し、ストリートに溢れた観客を魅了した。 

 同市は、アーティスト登録を行いイベント主催者とのマッチングを促すウエッブサイト「ヨコスカ街なかミュージック」を8月下旬に開設。市内イベント情報を掲載するなど音楽の楽しみ方を提供していく。