坂道や階段が多い横須賀の谷戸(やと)をテーマにした「都市景観フォーラム」が2月18日、ヴェルクよこすか6階ホール(横須賀市日の出町1)で開催される。よこすか都市景観協議会が主催。
谷戸は、谷と谷の間に住宅が広がる集落地帯。明治期以降、軍港の街として発展していく過程で、海に近い山の斜面に家々が建ち並び、横須賀の特徴的な景観となっている。近年では、長く急な階段を上った高台などに空き家が増えている。
「谷戸で始めた新しい生活・景観をいかした空き家の有効活用」と題した講演では、空き家を改装して新たなコミュニティー空間作りを目指している「谷戸再生プロジェクト」代表の比護友一さん(建築士)が活動報告を行う。
汐入(しおいり)地域の「景観まちあるき」を行った成果をまとめ、絶景スポットなど谷戸の魅力も紹介。横浜市立大学まちづくりコースの学生たちによる「谷戸景観マップ発表」も行う。
古民家再生の専門家である最勝寺靖彦さん(TERA歴史景観研究室代表)をコーディネーターに、谷戸の将来像や可能性を探るパネルディスカッションも行う。
開催は13時30分~17時。入場無料。定員200人。問い合わせは同事務局(TEL 046-822-8377)。