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潜水調査船「しんかい6500」公開 JAMSTEC横須賀本部

完成25周年を迎える「しんかい6500」

完成25周年を迎える「しんかい6500」

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 海洋研究の最先端・海洋研究開発機構JAMSTECは5月16日、横須賀本部(横須賀市夏島町2)の施設を一般公開し、同機構が保有する有人潜水調査船「しんかい6500」の25周年特別展示を行う。

「しんかい6500」ベテランパイロットの櫻井利明さん

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 当日は、深海探査機「かいこうMk-IV」「おとひめ」「ゆめいるか」などの展示、学術研究船「白鳳丸」船内公開、最先端設備がそろった研究室を見学できる「地球分析ラボツアー」、公開セミナー、キッズパークなども開催。

 公開セミナーでは、「地球内部の宇宙を掘る」「海から地震と津波を探る、そして備える」など海洋専門家が先端技術の解説を行う。

 「しんかい6500」は1989年11月に完成。深度6,500メートルまで潜ることができる有人潜水艇。大深度で活動できる有人艇は世界でもわずか7隻。2012年には大きく改良され、これまで無事故で1,411回の潜航実績を持つ。日本近海・太平洋・大西洋・インド洋などで海底の地形や深海生物などを調査するほか、巨大地震の発生場所であるプレートなど地球内部の動きを探り、深海調査研究の中核を担っている。

 運航チーム指令の櫻井利明さんは「築きあげた技術力とノウハウは、世界に誇れるものへと成長しました。深海には、まだまだ人類が目にしていない神秘があるはずです」とコメントしている。

 開催時間は9時30分~16時。入場無料。京急追浜駅より無料シャトルバスも運行。問い合わせは同機構(TEL 046-867-9050)まで。詳細は同サイトで確認できる。

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