横須賀の走水伝説を題材にした市民ミュージカル・SUKAミューの公演「ナミとチャル~日本の国創りは走水から始まった?!」が8月20日・21日、横須賀市文化会館大ホール(横須賀市深田台)で開催される。一般公募で集まった市民約50人が舞台に立つ。横須賀青年会議所が主催。
同ミュージカルは、2009年に上演された「ナミとチャル~黒船がやってきた」の続編。現代娘の「ナミ」と猿島の白猿「チャル」の息子が走水の湧き水を求めて、時空を超えた旅に出るというストーリー。作・演出は横田和弘さん、振付はカワイヒロコさん、音楽は鈴木初音さん・にしわきまさとさん。
パワースポットとして知られる走水神社や観音崎にまつわる物語を題材に、大蛇やカッパなど伝説上の生き物たちとも遭遇。上総国(かずさのくに)に渡る日本武尊(やまとたけるのみこと)、海の嵐を鎮めようと身投げする弟橘姫(おとたちばなひめ)との出会いなど、歌とダンスでダイナミックな舞台を展開する。
主演のナミ役を演じるのは、高校2年の内田舞花さん。内田さんは「感情の起伏の激しい現代的な女の子の役柄で、やりがいがあって楽しい。走水伝説を現代風にアレンジした元気が出る明るいミュージカル」と話す。チャル役を演じる中学3年の古園彩水さんは「物語の舞台となる走水や観音崎をメンバー全員で回った。地元の伝説を自分たちが再現すると思うとワクワクします」と笑顔をみせる。
開演時間は20日=13時・17時~、21日=13時~。前売チケットは一般1,700円(当日2,000円)、高校生以下700円(当日1,000円)。チケット取扱店はFMブルー湘南、ヤジマレコード本店、オクターブなど。問い合わせは市民ミュージカル事務局(TEL 046-824-1061)まで。