横須賀出身の衆議院議員・小泉進次郎さん(神奈川11区)が提案し、横須賀の地元食材をコラボした新商品「すかなごっサンド」が5月31日、同市内に新設された大型産直施設「すかなごっそ」(横須賀市長井1)で発表され話題を呼んでいる。
同商品は、小泉さんが「地元食材を生かした新商品を」と呼び掛け、JAよこすか葉山が運営する産直施設「すかなごっそ」オープンに合わせて開発されたもの。同JA、海軍カレーパンで「ご当地パン日本一」を受賞したカフェ・ド・クルー、1947年創業の老舗・三浦ハムがコラボした。カフェ・ド・クルーの森柾人さんが開発を担当し、半年間試作を繰り返したという。
すかなごっサンドは、米粉(海老名産・山田錦)と横須賀産小麦を使ったパン生地に、三浦ハムをミンチ状にしたハムペースト、レタス・タマネギ・ピクルス・パブリカなど横須賀産の季節野菜、ナチュラルチーズをはさんだサンドイッチ。ピタパンを使った「すかなサンド」、フランスパンの「ごっサンド」の2種類。価格は各450円。同産直施設で販売する。
地元愛を強調する小泉さんは「米粉を使ったパンはまだ少ないがおいしい。これを使って地元食材の組み合わせを考えてもらった。(すかなごっの)名前があれっと思われるかもしれないが、だんだん自然になじんでいく」といい、ごっサンドを試食して「ごっつぁんでした」と周囲を笑わせた。
すかなごっそは一般公募された同施設の名称で、横須賀の「すか」、野菜の「な」、ごちそうを意味する「ごっそ」の組み合わせから生まれた造語。横須賀産の新鮮野菜のごちそうを味わってほしいとの想いも込められている。
森さんは「進次郎さんのアドバイスを受けながら、地産地消の食材をいろいろ試したが、味のバランスを取るのが難しかった」と振り返り、「三浦ハムの先代が作っていたという幻のハムペーストを復活してもらい、味わいが深まった。具の野菜は季節ごとに変わっていくかもしれないが、それもまた楽しみのひとつ」と笑顔を見せた。