横須賀・本町どぶ板通りに8月20日、インディーズバンド専門のCDショップ「DELTA MARKET(デルタマーケット)」(横須賀市本町2)がオープンした。地元で音楽活動を行う20代の若者2人が企画・運営する。
京急・汐入駅前にある同店は、地元・横須賀で活躍するインディーズバンドの自主制作CD(約50種類)を中心に、横浜などのバンドのCDも委託販売する。ほかに中古の楽器・CD、バンドのオリジナルTシャツ、アクセサリー類なども販売。店内には地元アーティストを特集した手作りのフリーペーパーも並べる。内装なども全て自分たちで行った。店舗面積は約3坪。
同店を運営するのは25歳の宮島大地さんと22歳の藤野拓郎さん。音楽仲間の2人は、どぶ板通りの老舗ライブハウス「かぼちゃ屋」でライブ活動も行う。店長の宮島さんは「かぼちゃ屋でライブを行う地元バンドが多いことから、彼らのCDを扱う場所がないかと探したが見当たらなかったので、自分たちでショップを開くことを決めた」という。
「大手ショップでは採算が合わないことでも、小さな店ならできる」(宮島さん)と思い立ち、昼間はアルバイトをしながら夕方から店を開く。同店は駅とライブハウスの中間位置にあることから、ライブの行き帰りに同店に立ち寄る音楽マニアも多い。「ライブハウス・ミュージシャン・観客という三角形(デルタ)のつなぎ役になればと思い、デルタマーケットという店名を考えた」とも。
「かぼちゃ屋」オーナーの清遠武彦さんは「横須賀初のインディーズ専門店で、大いに期待している。横須賀の音楽シーンを一緒に盛り上げていきたい」と若い2人を応援する。宮島さんは「どぶ板通りから地元音楽情報を全国に発信していけたら」と意欲を見せる。
営業時間は17時30分~22時30分。不定休。