横須賀西海岸の長井中学(横須賀市長井5)で3月17日、同校の女子中学生3人が考案した「地元直産 まぐろづくし&ちらしの栄養満点弁当」が商品化され、地元の人たちに280個販売して好評だった。価格は800円。
弁当を作ったのは同校家政部の「long☆girls~二代目」チーム で、秋本怜美さん(中3)、向山実穂子さん(中1)、大松友莉香さん(中1) の3人。1月21日・22日に開催された「全国中学生創造ものづくり教育フェア」で、「あなたのためのおべんとうコンクール」準優勝の作品。商品化には「ごはん亭」三浦海岸店が協力した。
漁港に近く農家も多い同校周辺の地元食材をふんだんに使った。同弁当は、三崎まぐろのステーキ、まぐろの卵、長井産ワカメとほうれん草のひたし、桜エビ&パブリカのピリ辛炒め、ニンジンのグラッセ、地元野菜のクリーム煮、ご飯には色とりどりのちらしを入れたもの。
秋本さんは「災害現場で戦う消防士の父のために作った。いつも危険と隣り合わせで食事のときだけでも明るく楽しい気持になってほしいと見た目も華やかで栄養満点なお弁当を考えた」と話す。向山さんは「冷めてもおいしく食べられるよう、ちらしの酢の配合など試作を繰り返した」とも。
これまでに、同コンクールで入賞した鷹取中学、常葉中学、長沢中学の生徒が考えた弁当が商品化されている。市内中学の受賞は4年連続となった。