三崎下町の商家を活用した「チャッキラコ三崎昭和館」(三浦市三崎2)で3月25日、古いかまどを使ってご飯を炊く食育イベント「かまどdeごはん」が開催される。三浦商工会議所青年部が主催。
同イベントでは、昔ながらのかまどを使ったご飯の炊き方や火の取り扱いなどもレクチャー。講師はアウトドア店「3ノット」の寒川一さん。ご飯が炊けるまでの間は、紙芝居や昭和の建物などの昔話も聞ける。参加対象は小学生とその家族で、「マイはし、マイ茶わん、マイ水筒」持参。
三崎昭和館は、蔵造りの商家を保存した施設で、伝統芸能「チャッキラコ」(ユネスコ無形文化遺産)や昭和の暮らしなどの資料を展示。昭和の本・玩具・レコードジャケット・映画ポスターのほか、三崎出身の作曲家・小村三千三コーナーなどもある。
同青年部会長で「左官職人左菊5代目」の鈴木一史さんは、「昔は当たり前だった光景が今では希少な体験。昔の食卓のあり方を通して、火の暖かみや怖さ、食の大切さなどを親子で楽しんでもらえたら」と話す。
開催時間は10時30分~14時30分。参加無料。応募は3月19日まで。先着50人。同会議所ホームページから申込用紙をダウンロード、FAXで応募できる。問い合わせ・応募は同会議所青年部(TEL 046-881-5111、FAX 046-881-3346)まで。