横須賀市は7月1日より、同市の取り組みやイベント・観光情報などを気軽に知ってもらうため、公式ツイッター(@yokosuka_city)による情報発信をスタートした。
同市ではインターネットを活用した広報活動として、ホームページ・動画配信・メール配信などを行ってきたが、簡易投稿サイト「ツイッター」の特徴を生かして、よりタイムリーな情報発信に取り組む。大規模災害時には、発信内容を切り替えて災害に関連する情報を発信するという。
公式ツイッターのアイコンには、横須賀のゆるキャラ「スカリン」のイラストを使用。主に市内のイベント情報や観光情報などを配信する。市が主催するイベントの当日状況も、現場からスマートフォンなどの携帯端末を使い、進行状況・混雑状況・商品の売れ行きなども配信する予定。7月9日に開催する「久里浜ペリー祭」、8月の「よこすか開国祭・開国花火大会」などの様子もツイッターで実況中継するという。
同市では、吉田雄人・横須賀市長が2009年夏の市長就任以来、個人のツイッターアカウント(@YoshidaYuto)で情報発信を続けている。同市長は、3月11日の東日本大震災発生時には災害対策本部に寄せられた防災情報を連日配信し、大きな反響を呼んだ。災害時にツイッター配信が有効だったとの成果も踏まえて、市の公式ツイッター活用を始めることになったもの。
同市広報課の担当者は「スマートフォンなどの利用者も増えており、若い世代への情報伝達手段としてツイッターは有効で実用性もあると分かってきた」といい、「市外のフォロワーも増えており、横須賀の魅力や住み易さなども積極的にPRしていきたい」と話す。