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東北地方太平洋沖地震、横須賀・三浦で停電19万件-市長がツイッター配信も

12日朝には久里浜イオンショッピンセンターで食料品の店頭臨時販売が行われ、長い行列ができた

12日朝には久里浜イオンショッピンセンターで食料品の店頭臨時販売が行われ、長い行列ができた

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 11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で、横須賀・三浦地区では19万7,500件が停電し、12日未明にようやく復旧した。JR、京急ともに地震直後から終日運休となり、12日始発より京急が運行再開し、都心からの帰宅困難者が殺到して早朝から帰宅ラッシュとなった。JR横須賀線は逗子~大船間のみで運転再開している。

津波の影響で、平作川でも水位が上昇している。12日9時撮影

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 12日朝9時には、「市民生活に支障がでないように」と横須賀久里浜イオンショッピングセンターの店頭で食料品・日用品の臨時販売が行われ、買い物客の長い行列ができた。横須賀モアーズシティは臨時休業。津波を警戒し、東京湾フェリー、トライアングルは運航中止。京急油壺マリンパークは臨時休館.。同日予定されていた長井朝市、走水の針供養祭、しょうぶ園フェアなどのイベントも中止に。

 吉田雄人・横須賀市長(@Yoshida Yuto)が自ら地震関連情報をツイッターで配信し、深夜まで市民に注意を呼び掛け、現在もツイッター配信を続けている。気象庁は11日15時15分、横須賀東京湾岸で1.6メートルの津波を観測。横須賀市では11日15時30分、津波警報が発令されたことを受け災害対策本部を設置した。

 同市の発表では、小・中学校などに設けられた避難所に、3,190人(11日夜)が身を寄せた。停電中に火災4件が発生し、2人が亡くなった。久里浜工業団地内の原子燃料製造施設「グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(GNF-J)」は、停電により操業停止した。

 海上自衛隊横須賀基地では、災害派遣の命を受けた護衛艦が宮城県へ向かった。横須賀を母港とする米海軍第7艦隊の旗艦「ブルーリッジ」は、寄港中のシンガポールで支援物資を補給し日本へ向かっているという。

 同市では、津波警報が引き続き発令されており、警戒を呼び掛けている。

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