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佐島サバの粉末を使った新商品試食会-ドレッシング、サバ粉みそなどが好評

「佐島サバ」「大根葉」の粉末を使った新メニューを試食する参加者たち

「佐島サバ」「大根葉」の粉末を使った新メニューを試食する参加者たち

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 流通にのらない規格外の「佐島サバ」や「大根葉」の粉末を使った新商品・新メニューの試食会が1月28日、YYポート横須賀(横須賀市若松町1)の2階レストランで開催され、一般募集で集まったモニター約20人が試食を行った。横須賀商工会議所が推進する「ヨコスカ海と大地のプロジェクト」の一環。

サバ粉を使ったクッキーやパンなどの新商品も

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 当日は、市内7事業者が参加し、工夫を凝らした新メニューの試作品が提供された。試作品は、サバ粉入り食パン・ロールパン・ラスク(パン工房シオン)、サバクッキー(洋菓子店モンドール)、サバ粉入りドレッシング(レモンツリー)、サバ粉カレー・ガトーショコラ(天ぷら天平)、食べるラー油をイメージしたサバ粉みそ・よこすか出汁(うれしたのし屋)、サバ粉ふりかけ(ヤチヨ)、サバ粉ガーリック味ラスク(カフェドクルー)など11種類。

 モニター参加者からは、国産なたね油やハチミツが入った「サバ粉ドレッシング」、大根きんぴらや白みそとあえた「食べるサバ粉みそ」、米粉・みそ粉などを混ぜた「サバ粉ふりかけ」などが好評で、「ヘルシーでコクのある商品でご飯に合う」という声も。事業者からは「サバ粉の匂いが強く、後味が残るのが課題」「サバの匂いを消すのではなく、個性の強い素材同士をコラボさせて独特の味わいを出したい」など商品化へ向けた意気込みが述べられた。

 同試食会は、サイズが規格外となって流通ルートから除外されたサバや、捨てられている大根の葉などを有効活用するため、粉末化して料理の材料として使い、新商品や料理メニューの開発を目指したもの。

 同プロジェクト担当者は「独自の技術で真空乾燥させ、粉末化することで長期保存でき、料理素材としても活用できる」とし、「うまみ成分やDHAなどの成分も凝縮されており、ヘルシーな商品。さらにブラッシュアップして商品化を目指したい」と話す。

 サバ粉・大根葉粉は提供された試作メニューとともに、2月1日~4日に開催される「ギフトショー2011」(東京ビッグサイト)に出品する予定。横須賀産の新商品として、全国から来場する食品バイヤーなどにPRするという。

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