横須賀美術館のレストラン「アクアマーレ」(横須賀市鴨居4、TEL 046-845-1260)で提供される展覧会とのコラボレーション料理が好評で、同館を訪れる人たちの人気ランチとなっている。同レストランでは、現在開催されている英国ヴィクトリア朝芸術「ラファエル前派からウイリアム・モリスへ」展に合わせて、「横須賀ご婦人風 優雅なランチプレート」(1,500円)を提供している。
同展覧会に出品された英国の画家、ジョン・ウイリアムス・ウオーターハウスの作品「フローラ」
同ランチは、英国貴婦人たちが優雅に楽しむアフタヌーンティーのスタイルからヒントを得たランチプレート。イタリア風フォカッチャのサンドイッチ、ブタ肉のパテ・オムレツ・魚の甘酢煮などの前菜、サラダ、スープ、デザートなどを華やかに盛り付けたもので、コーヒー・紅茶も付く。レストランの目の前には、青い海と緑の芝生も広がる。
展覧会では、1848年に英国で結成された「ラファエル前派」の作品を集め、ロセッティ、バーン・ジョーンズなど自然や伝説・神話を題材にした絵画・ステンドグラスなど約100点を展示している。
アクアマーレは、東京・広尾のイタリアン料理店「アクアパァツオ」の直営店で2007年にオープン。シェフの関根竜児さんが昨年9月より、同美術館にコラボメニューを提案して提供を始めたという。ディナーには、近くの走水漁港の地魚を使った「走水の海の恵みと三浦野菜のマリアージュ」などの地産地消メニューにも力を入れている。
関根さんは「展覧会のテーマに合わせて絵画をモチーフにしたり、作家のキーワードからヒントを得た料理を創作している」といい、「今回のテーマは優雅な貴婦人スタイル。ゆったりと会話しながら、アートと料理の両方を楽しんでもらえたら」と話す。
同ランチの提供期間は、展覧会に合わせて12月26日まで。ランチタイムは11時~15時。営業時間は10時~21時。第1月曜定休。