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横須賀産地魚の薫製「いぶりっぎょ」が好評-規格外の魚を商品化

横須賀産地魚を薫製にした「いぶりっぎょ」が観光客からも好評

横須賀産地魚を薫製にした「いぶりっぎょ」が観光客からも好評

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 横須賀魚市場(横須賀市平成町3)が8月から販売を始めた横須賀産地魚の薫製「いぶりっぎょ」が話題を呼んでおり、「YYポート横須賀」などの販売店で横須賀土産として購入する観光客が増え、好調な売れ行きをみせている。

 いぶりっぎょは、サイズが小さいなどの理由で市場の流通にのらない規格外の魚を加工して商品化したもの。朝獲れた新鮮な地魚を水洗いした後、冷風乾燥機で水分を取り除き、天日干しにすることで栄養価を高め、木製チップで香りを付けてスモークした。

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 薫製を担当するのは、同社アドバイザーの筑間一男さん。2年前まで上町で魚屋を営んでいた筑間さんは、「消費者の魚ばなれを食い止めたい」との思いで50種類以上の試作品を作った。「工夫して手間を掛けることで食べやすい商品を目指した。従来は廃棄されていた魚を活用することで生産者に少しでも利益還元でき、低価格で販売して消費者にも喜んでもらえたら」と期待する。

 薫製の商品メニューは、かます魚卵(680円)、いわし(400円)、青あじ(400円)、片口いわし(270円)、いなだカマ(300円)、するめいか(530円)、まぐろホホ肉(900円)など手ごろな価格で提供。8月からYYポート横須賀、長井水産、逗子海岸ロードオアシスの3ヵ所で販売を開始した。「現在、量産体制を整えるため、市場の一角で工事を進めている」(同社)という。

 上町のカフェ「RRROOM(アールアールルーム)」では、毎月最終土曜に「魚の日」を設けており、いぶりっぎょを使ったパスタやサラダ・カルパッチョなどの料理メニューの試作を始め、「常連客からも好評」(同店)だという。

 筑間さんは「オーブントースターで1~2分焼くと焼き魚風味になっておいしく食べられる。酒のつまみとしてそのまま食べてもいいし、飲食店などで料理素材として使ってもらえたら」と話す。

 9月18日にはYYポート横須賀(若松町1)の店頭で、試食販売会も予定する。開催時間は11時~。問い合わせは同店(TEL 046-829-1221)まで。