横須賀の路上で歌う13歳シンガー、5月にCDデビュー-衝撃作が話題に

横須賀中央駅前の路上で歌う13歳の中学生シンガー、中川あゆみさん

横須賀中央駅前の路上で歌う13歳の中学生シンガー、中川あゆみさん

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 京急横須賀中央駅前の路上で歌う13歳の中学生シンガー・中川あゆみさんが5月5日、自らの生い立ちを歌った「事実~12歳で私が決めたコト」と題するオリジナル曲でCDデビューする。両親の離婚などを題材にした衝撃的なデビュー曲が話題を集めている。

路上ライブには、県外から応援に駆け付けたファンの姿も

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 2月14日に中川さんは路上で新曲を初披露した。翌日、プロモーション・ビデオが動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」に掲載されると、SNSサイト「mixi(ミクシイ)」などでも取り上げられ大きな反響を呼んだ。プロモーション・ビデオでは、中学の担任教諭へのデビュー報告、自宅での練習風景や路上ライブの様子などドキュメンタリー・タッチの映像が流された。約1カ月間でユーチューブのビデオ視聴回数は24万PVを超え、視聴者から300以上のコメントも寄せられている。

 横須賀生まれの中川さんは5歳からギターを習い、小学4年からストリート・ミュージシャンとして路上で歌い始め、市内のイベントなどにも多数出演。「歌うことで思いを伝えたい」と幅広いジャンルのカバー曲を歌ってきた。昨年、レコード会社のオーディションを受けてCDデビューが決まった。

 中川さんは週末の土曜・日曜に路上ライブを行っているが、2月末から週末に雨天の日が続き、3月13日に3週間ぶりに路上で歌った。中川さんは「きょうはアンプの調子が良くて安心した。学校の友だちも応援してくれている」といい、「聴いてくれた人が何かを感じてくれたらうれしい」と笑顔をみせた。

 路上ライブには県外から駆け付けたファンの姿も。埼玉県から2時間かけて来たという20代男性は「ユーチューブで見てすごい歌だと驚いた。自分も地元で音楽活動しているが、中川さんを応援していきたい」という。「横須賀路上人」のグループ名で中川さんとともに活動してきた先輩ミュージシャンのカツオさんは「デビュー曲は衝撃作かもしれないが、あゆみさんが歌手として生きる決意を込めた歌だと思う。暖かく見守ってもらえたら」と話す。

 3月14日には「AAA 2010ツアー」前座ライブ(横須賀芸術劇場)に出演予定。詳細はサイトで確認できる。

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