横須賀中央の本町商店街に1月11日、リーズナブルな料金で利用できる「大衆酒場」をコンセプトにした「萬采(ばんざい)酒場」(横須賀市本町1、TEL 046-823-8436)がオープンした。市内外で多店舗展開する「萬采」グループが創業当時の大衆居酒屋を復活したもの。
店内は黒と茶の内装で落ち着いた「和」の空間を演出。店舗面積は15坪で、客席はカウンター12席、テーブル・座敷22席。客単価は1,500円~2,000円。
運営は、横須賀を拠点に北海道・沖縄・米国カリフォルニアに14店舗を展開する「萬采プロデュース」。横須賀では「萬采」「汐入萬采」「泡之音」など6店舗を運営する。同社の石井利幸社長は「22年前に横須賀で最初に開いた店がこの場所だった。しばらく他の賃貸テナントが入っていたが、創業の原点に戻って正統派の大衆酒場を復活し、自社営業することにした」と話し、「お客さんとの会話が原動力」と自らカウンターに立って采配(さいはい)を振る。
提供メニューは、「もつ煮」「イクラおろし」「横須賀湯豆腐」など380円均一メニューをメインに、「蒸しカキ」(480円)、「タコぬた」(480円)ほか20 種類以上を用意。ビール(500円)、ホッピー(480円)、黒霧島(380円)、日本酒・本格焼酎・泡盛各種(500円~)を手ごろな価格で提供し、好みの杯が選べるように200種類以上の杯をそろえるなどこだわりもみせる。
店名の「萬采」は、総菜を意味する「おばんざい」、外国人にも分かりやすい「バンザイ」、お笑いの「萬歳」をミックスして、「お客さんを楽しませたい」との思いを込めたもの。
黒地に白文字で「頑固一徹」の文字を記した前掛け姿の石崎一徹店長は「小皿料理をメインに季節ごとの多彩な料理メニューを用意している。団体利用も可能で、外国人客も歓迎」といい、「仕事帰りに1人で来店しても気軽に楽しめる店を目指したい」と意欲をみせる。
営業時間は17時~23時30分頃。