京急油壺マリンパーク(三浦市三崎町、TEL 046-880-0675)の新春イベントで、今年24歳を迎える「年男」のカリフォルニアアシカ「マリオ」が初詣でのパフォーマンスを披露して観客の喝采(かっさい)を浴びている。
古来より年男が正月の神事を仕切っていたことから、着ぐるみペンギンが扮する神主の祝詞とともに、年男のマリオは「御幣(ごへい)」を振ってステージに登場。その後、プールで手と顔を洗って「お清め」を行い、鳥居の鈴を鳴らしてかしわ手を打ち、観客の健康と幸福を祈願するというパフォーマンスを演じる。仲間のアシカが獅子舞、コマ回し、プールの中でたこ揚げなども行う。
マリオは1986年6月11日、園内の「アシカ島」で父ローニー、母リリーの第4子として誕生。マリンパーク生まれの男の子ということから、マリオと名付けられた。1989年9月に初めてパフォーマンス・デビューして以来、同園で人気者のベテラン・パフォーマー。
飼育係の横山みゆきさんは「13頭いるアシカの中でも最年長のマリオは、人間でいえば熟年世代。周囲を気にする性格で、音に敏感に反応していろいろな表情をみせる。アシカ・イルカが演じるお正月風景を楽しんでもらえたら」と話す。
初詣でパフォーマンスは2月4日まで。営業時間は9時~16時30分(土曜・日曜・祝日は17時まで)。入園料は、大人= 1,700円、中学生=1,300円、小学生= 850円。