横須賀市は7月7日、音楽ジャンルを超えたバンドコンテスト「MIND ROCK AWARD (マインド・ロック・アワード)2023」を初開催し、プロ・アマ問わず全国から参加者を募集すると発表した。
故内田裕也さんをしのび、「天国からロックンロール」と題したポスター
同アワードは、ロックンロールを音楽のジャンルではなく生き方として捉え、「不屈の精神とチャレンジ精神を持つマインドがロックなバンド」(同市)に贈るもの。戦後のロックシーンに多大な影響を与えた故内田裕也さんと「LOVE&PEACE」をアイコンにしたポスターを制作し、全国のライブハウスに展開するほか、交通広告も利用して周知するという。
総合プロデューサーには、SMAPなどを担当した野澤孝智さんを起用。事前の音源審査後、10月7日に市内ライブハウスで最終審査会を開く。優勝バンドは、11月3日に横須賀芸術劇場で開催予定の「YOKOSUKA ROCK'N ROLL FESTIVAL」にオープニングアクトとして出演できるほか、市内でPV撮影なども行う。
上地克明 横須賀市長はロックバンド経験者で、6年前の就任以来、「音楽・スポーツ・エンターテインメント都市構想」を重点政策として推進。内田裕也オフィス(東京都渋谷区)に直接オファーして、ビジュアル使用などの協力を得たという。
「横須賀はアメリカと日本の文化が交錯する特別な場所」という上地市長。「この地に響くロックンロールは特別なエネルギーを生み出す。音楽で愛と平和のメッセージを世界に発信していきたい」と意気込む。
応募締め切りは8月24日。