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「観光に来ないで」 横須賀・三浦半島で公営駐車場など利用制限へ 

利用を中止している「くりはま花の国」の駐車場

利用を中止している「くりはま花の国」の駐車場

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 三浦半島の横須賀・鎌倉・逗子・葉山の3市1町は4月11日より、新型コロナウイルス感染拡大防止のため公営駐車場などの利用制限を行っている。「外出自粛要請」後も、他地域ナンバー車両の流入が続いているための対応で、海岸部を中心に官民の駐車場の閉鎖や時間制限を進めていく。

観光客が多い「くりはま花の国」も休園中

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 横須賀市では長井海の手公園ソレイユの丘、三笠公園、くりはま花の国、うみかぜ公園、しょうぶ園、荒崎公園、大田和つつじの丘など市営駐車場8カ所を完全閉鎖。鎌倉市は県営の稲村ガ崎、材木座、鎌倉プリンスホテルの七里ガ浜海岸駐車場を完全閉鎖。

 逗子市は披露山公園駐車場を閉鎖、逗子海岸駐車場の一部制限。葉山町では6カ所の公営駐車場のうち契約者の多い「葉山新港」以外、三ヶ岡と南郷上ノ山公園駐車場を完全閉鎖、真名瀬と長者ヶ崎駐車場を台数制限、葉山公園は時間制限。民間事業者の駐車場にも協力を呼び掛けていくという。

 3市1町を代表して記者会見を開いた山梨崇仁 葉山町長は、「国の緊急事態宣言や神奈川県知事の外出自粛要請があるが、3月の3連休をはじめ他地域からの自家用車での流入が増え、特に週末は渋滞が発生するほどで、住民から多くの不安の声が寄せられている」といい、「駐車できないことで買い物ができないなど支障も起きるだろうが、地域の安全を守ることを最優先した苦渋の決断」とコメント。

 同町長は「最悪の事態にならないよう、互いに来ない・行かないというメッセージを発信したい」と話す。路上駐車の車両が増えないよう所轄警察とも連携を取っていくという。

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