米海軍基地近くの横須賀・本町ドブ板通りで2月12日、同商店街振興組合が「スカジャン発祥の地宣言」を行い、緑のスカジャン姿で話題を呼んだ地元選出の小泉進次郎議員らも応援に駆け付けた。
同イベント広場で行われたセレモニーでは、上地克明・横須賀市長が銅製の記念プレートを贈呈。老舗「大将ミシンししゅう店」の山崎正寿さん(83歳)、「ファースト商会」の松坂良一さん(87歳)に市から感謝状が贈られた。同組合の越川昌光理事長は「スカジャンを広めるために日本全国、外国人観光客も取り込んで横須賀全体を活性化したい」と話した。
スカジャンは戦後、米兵向けの土産物として流行し、タイガー&ドラゴンなど和柄のししゅうを施したジャンパー。ドブ板通りはスカジャンが誕生した地域として知られる。近年はパリコレクションの題材としても注目を集めて、国内外でブームになっている。
小泉議員は「横須賀の知名度をもっと上げることが大事。次の世代につなげるようスカジャン職人を育てる取り組みも必要」と述べた。
会場では、インスタ撮影会「ドブ板スカジャンコレクション」も実施。スカジャンでコスプレをするする高校生・大学生チームの活動なども紹介された。今月18日、ドブ板周辺で「スカジャンコスプレ撮影会」も開催予定。
同市では、スカジャンを着用していくと提携店でさまざまなサービスや特典が受けられる「ドル街・横須賀 スカジャン割」を3月末まで実施している。