横須賀美術館(横須賀市鴨居4)で現在、幕末・明治期の浮世絵から横須賀・三浦など景勝地の魅力を再発見する「浮世絵にみるモダン横須賀&神奈川」展が開催され、話題を呼んでいる。
横須賀製鉄所(造船所)創設150周年記念事業の一環。日本有数の浮世絵収集家として知られる斎藤文夫コレクションから約250点を展示。
「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(葛飾北斎)ほか、黒船を描いた「亜墨利加(アメリカ)国蒸気船」(歌川芳員)、「日本名勝図会 観音崎」(小林清親)、「相州浦賀」(歌川広重)、「日本名勝図会 横須賀造船所」など横須賀ゆかりの景勝地などを紹介する。
1853(嘉永6)年のペリー浦賀来航、翌年の横浜開港などの歴史を振り返り、「劇的な変化を遂げる神奈川の姿、幕末明治の浮世絵に描かれた華やかな風景から、当時の人たちの浮き立つ心をしのびます」(同美術館)という。
12月23日まで。開館時間は10時~18時。観覧料は一般800円、中学生以下無料。