人気女優・有村架純さんが7月31日、「しんかい6500」を運営するJAMSTEC 海洋研究開発機構(横須賀市夏島町2)に来訪し、深海ロマンを描いた連続ドラマ「海に降る」(WOWOW制作)のクランクアップ報告会見を行った。
当日は、マリアナ海溝から1カ月ぶりに帰港した「しんかい6500」運営チームとフォトセッションも。同ドラマは、JAMSTECが保有する潜水調査船を舞台に、日本人初の女性パイロットが神秘的な深海の世界に挑むというストーリー。JAMSTECが撮影に全面協力する。
大ヒットした映画「ビリギャル」の主演を務めるなど女優として注目を集める有村さん。ドラマでは、父親の意志を受け継いで深海の謎に命を懸けて臨む「天谷深雪」役を演じる。
「初めての連ドラ主演で不安もありましたが、台本を読んだときに、自分の中で燃えるような気持ちが湧き上がってきました」と有村さん。「実際に、しんかい6500の中に入ったとき、3人しか乗れない小さな空間に圧迫感や怖さも感じた。不思議な空間でした」とも。
「海の底に眠っている石から大きな発見になることも。きれいな海の景色などロマン溢れる作品なので、楽しみにしてもらえたら」とほほ笑む。ドラマ撮影では4K画像を駆使して、潜水艇のコックピットや深海の様子などもリアルに描いている。
放送は10月(毎週土曜22時~)の予定。