横須賀沖に浮かぶ無人島・猿島で7月20日、高校生・大学生が集まって島の魅力を発信する「猿島新聞」作りのワークショップが行われた。海の日イベント「しまなび2015~こども未来島」の一環で、日本財団の支援プログラム。
海の環境を考え、「無人島で、働く、学ぶ」をテーマにした同ワークショップ。三浦学苑高校、三浦臨海高校、逗葉高校、慶応大学、県立保健福祉大学などから約20人が参加した。
早朝から無人島・猿島に渡り、取材のコツや記事の書き方を学んだ後、現場へ出て取材活動。アドバイザーには、「タウンニュース」横須賀版編集長の安池裕之さん、「横須賀経済新聞」編集長・亀崎昌義さんら地元メディアのベテランが協力。
気温34度の猛暑の中、高校生2チーム、大学生1チームが島で働く船長やライフセーバー、専門ガイド、島のキッチン、観光客などに取材。環境、観光、仕事と3つの切り口で紙面構成を考えたという。
午後からは市内へ戻り、コワーキングスペース「ヨコスカテラス」でパソコンを使って記事作り。 参加者は取材メモを手に、記事を分担して執筆。写真を選び、見出しにも頭を悩ませた。夕方には紙面レイアウトまで何とかこぎつけた。
参加した三浦学苑高校2年の久野はるかさんは「学校を飛び出して無人島の取材をするのが楽しかった。これから猿島を訪れる人たちに島の魅力が伝われば」と笑顔で話す。
「猿島新聞」(A3サイズ・3頁)は、「しまなび2015」サイトで確認できる。同実行委員会では8月下旬、親子向けの「東京湾シップウオッチング・クルーズ」なども企画している。