まぐろの港町・三崎のフィルムコミッション「みうら映画舎」(三浦市三崎1)2階で3月20日、昭和初期のアニメ上映会&トークイベント「まちおこしトークショー&むかしアニメを見よう!」が開催される。「まちごとカルチャー@三崎」の一環。
日本のアニメ文化のルーツを探る「むかしアニメを見よう!」では、手塚治虫作品にも影響を与えた、昭和初期の漫画家・政岡憲三作品を特集し、「こぶとりじいさん」などを上映。武蔵野美大講師で環境アーティスト・中嶋興さんによるアニメトークも行う。開催時間は13時~15時。入場無料。
講師の中嶋さんは、アニメ文化によるまちこおこしを各地で実践。1990年に「徳島アニメ学校」を設立したほか、四万十川市にアトリエ設置、名護市のシャッター商店街で学生たちとまちおこし企画も。尾道市では空き家再生プロジェクトとしてゲストハウスを開くなど、各地でムーブメントを起こしている。日本文化海外普及協会(JPA)理事。
中嶋さんは「漫画・アニメはファンが多く、インターネットなどを通じて世界各地に拡がりを見せている。三浦半島の突端にある三崎は、羽田からのアクセスも良く、三崎のまぐろというメインキャストもそろっている」といい、「三崎は世界に向けたアニメ文化発信地になり得る可能性が高い。ミシュランにも評価され今後の展開がとても重要」と話す。
同会場では、「まりぃさんと仲間たち」によるアニメソング・ライブも開催(15時~17時)。みうら映画舎では、三浦市がロケ地となった映画・テレビドラマ・CM作品なども映像展示。2階には市民交流拠点「R-0」も設置する。
4回目となる「まちごとカルチャー@三崎」では、町全体を使ってアートイベントを展開。市民参加型ライブステージ 「三崎音楽空間」、手づくり作品市「青空クラトフェア」なども開く。詳細は同サイトで確認できる。