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浦賀ドック跡地で「咸臨丸フェスティバル」-乗組員子孫と交流会も

産業遺産のドライドックが残る浦賀ドック跡地

産業遺産のドライドックが残る浦賀ドック跡地

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 旧住友重機・浦賀ドック跡地(横須賀市浦賀)で4月28日、幕末に浦賀港を出航して太平洋横断を成し遂げた「咸臨丸」を記念した「咸臨丸フェスティバル」が開催される。今年で14回目。

太平洋横断を成し遂げた「咸臨丸」(模型)や設計図なども展示

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 当日は、産業遺産のレンガドックを活用したさまざまなイベントを開催。特設ギャラリー「ONE DAY MUSIUM」で造船史料などを展示するほか、歴史小説家の植松三十里さん、「咸臨丸子孫の会」の小杉伸一さんらによる講演会、同乗組員子孫との交流会を行う。産業遺産紹介ツアー、機関工場内コンサートなども。 

 野外イベントでは、市民が参加する水運びレース「水恋乞いレース」、浦賀史跡ツアー、浦賀港一周スタンプラリー、海上保安庁巡視船体験航海、セーリングヨット体験クルーズ、浦賀の歴史再発見クルーズ(トライアングル)なども行う。

 1859(安政6)年、浦賀に日本初のドライドックが完成し米国へ向かう咸臨丸の整備が行われた。咸臨丸は翌年1月に浦賀港を出港。37日間の航海の後、日本人初の太平洋横断に成功しサンフランシスコに到着。勝海舟、福沢諭吉、ジョン万次郎らが乗り組んだとされる。

 開催時間は10時~16時。入場無料。問い合わせは同実行委員会(TEL 046-841-4155)まで。詳細は同フェスサイトで確認できる。

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