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横須賀の菜園マニアが新刊、「100円グッズで水耕菜園」-人気ブログが単行本に

横須賀の家庭菜園マニア・伊藤龍三さん、3冊目の著書「100円グッズで水耕菜園」

横須賀の家庭菜園マニア・伊藤龍三さん、3冊目の著書「100円グッズで水耕菜園」

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 横須賀在住の家庭菜園マニア・伊藤龍三さんが4月25日、市販の100円グッズを使って水耕栽培で野菜を育てるノウハウを紹介したムック本「100円グッズで水耕菜園」を主婦の友社から刊行した。価格は1,365円。

タタミ1枚分のスペースで水耕菜園を作る伊藤龍三さん

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 同書は、土を使わないでレタス・トマト・インゲンなど47種類の野菜作りができる栽培方法を写真と成育記録などで紹介。伊藤さんが毎日更新するブログ「いつでもレタス」の記事を基に編集したもの。「いつでもレタス!横着じいさんの超かんたん水耕栽培」(文芸社)、「だれでもできる室内菜園のすすめ」(家の光協会)に続く、3冊目の著書。

 72歳になる伊藤さんは、商事会社勤務を経て喫茶店、居酒屋を経営。小型船舶一級免許を取得して作業船船長を務めたことも。2004年に水耕栽培と出会い、「土いじりは苦手だが無農薬で育てる水耕菜園にのめり込んだ」という。

 「最初は数万円もする水耕栽培セットやポンプなどを購入したが、すぐに故障してしまった」と伊藤さん。機械を使わず、100円グッズのコップ・トレイ・ザル・水切りネットなどを利用するアイデアを思いつき、試行錯誤を繰り返したところ野菜がスクスクと育ったことから、ブログで記録を公開。今では1日1,000人以上が閲覧する人気ブログに。

 伊藤さんが推奨するのは、バーミキュライトという鉱石を焼いたチップやヤシ殻繊維などで作る栽培クッション。野菜の根に空気を与える役目を持ち、養液の量を間違えなければほぼ確実に育つという。「タタミ1枚分のスペースや出窓などでいろいろな野菜が作れる。経費は月1,000円前後」とも。

 伊藤さんは「年間を通して新鮮な野菜作りが楽しめる」といい、「放射線被害に悩む福島県の被災地などでも、室内栽培で安全な野菜ができるのでは」と話している。

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