ツイッターやミクシイなどの呼び掛けで集まった横須賀の大学生ら30人が3月15日、京急久里浜駅前・三浦海岸駅前の2カ所でカラフルな手作りの募金箱を手に、東北地方太平洋沖地震被災地への募金活動を行った。
募金活動の呼び掛けを行ったのは、同市内在住で横浜市立大学4年の三橋圭三さん、湘南短期大学1年の中村友美さんで、ともに横須賀総合高校(横須賀市久里浜6)の卒業生。2人は昨晩から、ツイッターやミクシイ、ブログなどを使って呼び掛けたところ、高校時代の友人や横須賀・横浜などの大学生・専門学校生30人が集まってくれたという。
ボランティア活動の経験を持つ三橋さんは、地震のニュースを見て仙台にいる友人の被災を心配したが、電話やメールが通じず、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「フェイスブック」を通じてようやく安否の確認ができたという。「友人から被災地の様子を直接聞き、復興まで長い時間が掛かりそうだと感じて、募金活動を思い立った」という。
看護師を目指す中村さんは「地震のときから何か自分にできることはないかと考え、先輩と相談しながら友人たちに呼び掛けを始めた。予想外に大勢の人が集まってくれ初対面の人もいた」といい、「年配の人や中学生、若い人も積極的に募金してくれた。地元なので知り合いから『頑張って』と声を掛けられたのもうれしかった」とほほ笑む。
当日は10時から16時まで街頭に立ち、「あなたのキモチをカタチにしませんか」と募金趣旨を記したチラシ約2,000枚を配布。チラシには、コンビニでの店頭募金やさまざまな募金方法があることなども説明。募金は日本赤十字に寄付する。三橋さんは「状況が落ち着いたら現地へボランティアにも行きたい。被災地の人たちに元気を出してもらえたら」と話す。