横須賀と千葉・房総半島を結ぶ「東京湾フェリー」は来年1月1日、船上から「2度見える初日の出」や朝焼けに赤く染まる富士山を見学できる「初日の出クルーズ」を実施する。

房総半島・鋸山から昇る初日の出（関連画像）

　元旦の日の出時間は6時50分。久里浜港を6時40分に出港後、房総・金谷港に向かう途中で7時5分頃に、１度目の「初日の出」が見えるという。その後、房総の三名山「鋸山（のこぎりやま）」が目の前に迫り、昇った太陽が山の影に入るため、金谷入港時に2度目の日の出が見えるというもの。金谷港出港便からは初日の出は１度だが、正面に太陽に照らされた赤い富士山が見える。

　同社担当者は「初日の出を2度楽しめるクルーズ。海上にくっきりと浮かぶ初富士山の姿も美しい。久里浜便では後方に、金谷便では正面に見ることができる」と話す。同航路周辺では、12月～3月の間は早朝にイルカの群れが周遊しており、「イルカと遭遇するチャンスも期待できる」とも。

　同クルーズの開催時間は、久里浜港発＝6時40分、金谷港発＝6時20分。乗船料（片道約40分）＝大人700円、遊覧（往復約90分）＝大人1,000円。定員580人（先着順）。当日朝6時から久里浜港で甘酒300人分（先着順）を無料提供する。問い合わせは同社（TEL 046-830-5622）まで。