63連勝の記録を残し九州場所で優勝した横綱・白鵬の祝賀イベント「横綱白鵬 63連勝・5場所連続優勝祝賀会」が12月8日、入門以来のゆかりの地・横須賀で行われる。会場の「横須賀アリーナ」（横須賀市不入斗町1）では当日、ちゃんこ食べ放題、入場者全員に大相撲カレンダーが進呈されるほか、抽選で「横綱白鵬のサイン色紙・写真撮影」などの賞品も用意する。

　白鵬が所属する宮城野部屋は、先々代宮城野親方（元小結広川・故人）が横須賀出身だったことから、1977（昭和62）年より大相撲・横須賀場所やサマーキャンプを実施。白鵬は入門以来の「第2の故郷」として同地で稽古を重ねており、同部屋の横須賀後援会などが応援活動を続けてきた。

　第69代横綱の白鵬は1985年生まれで、モンゴル・ウランバートル出身。父親はモンゴル相撲で5年連続6度の優勝をした元アヴァルガ（横綱に相当）で、メキシコ五輪のレスリング重量級・銀メダリスト。2000年10月に来日し、小柄だった白鵬を受け入れてくれる部屋はなかなか見つからず失意の底にあったとき、当時弱小部屋だった宮城野部屋に入門を許されたという。63連勝は、双葉山（69連勝）に次ぐ史上2位の大記録となった。5場所連続優勝は史上5人目。

　同実行委員会の多賀事務局長は「当時の横山市長や横須賀後援会が相談し、市民に本物の大相撲を見せたいと始まった横須賀場所は19回を数える。白鵬が記録に挑戦した63連勝と5連覇を記念した祝賀会を楽しんでもらえたら」と話す。

　開催時間は18時～。入場料は大人3,000円、中学生以下1,000円。問い合わせは同実行委員会（TEL 046-821-5080）まで。