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第2回「よこすか検定」が好評、受験者3倍増に-505人が受験

よこすか検定の公式テキスト「ヨコスカ!!」も人気を集め、受験者増につながった

よこすか検定の公式テキスト「ヨコスカ!!」も人気を集め、受験者増につながった

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 横須賀の歴史・地理・観光などの知識を認定する「第2回よこすか検定」が11月上旬に行われ、前回の約3倍増となる延べ505人が「2級検定」「3級検定」を受験し、206人が合格した。最高齢合格者は85歳、最年少は12歳だった。昨年は3級検定のみが行われ、163人が受験し102人が合格。

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 検定試験は、11月7日に「ヴェルクよこすか」(横須賀市日の出町1)で実施され、基礎的な知識を有するレベルの3級には273人が受験し、合格者は166人(62.6%)。より高度な知識を有するレベルの2級には232人がチャレンジし、40人(17.2%)が合格した。検定終了後、問題の監修を行った横須賀市文化行政専門委員の山本詔一さんが解説を行った。

 同検定では、歴史60問、地理・産業・観光・その他40問の合計100問が出題され、4択式で試験時間は70分。100点満点で70点以上が合格となり、合格者には認定証が授与される。前回受験者からの要望で、今回初めて公式テキスト「ヨコスカ!!」(500円)が作成され、初版1,000部がすぐに売り切れ、1,000部を増刷。「公式テキストが人気となり、無料で受験できることなどが受験者増加につながった」(同市担当者)という。

 3級検定の問題では、「久里浜にペリーが上陸した際に、上陸した一行は隊列を整え演奏に合わせて行進をしたが、日本人も絶賛したその演奏はなにか」「明治時代、横須賀造船所を見に来る観光客向けに、造船所内部を解説した銅版画はなにか」などが出題された。

 同市文化振興課の福原剛さんは「市外からの受験者も約1割あった。お年寄りから中学生まで幅広い世代が受験し、横須賀のことを深く知ってもらうよい機会になった」と話す。「来年は最難関の1級検定の実施も検討したい」とも。

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