横須賀商工会議所(横須賀市平成町2)で11月26日、「お母さんパワー」を生かして地域や中小企業を活性化する「百万母力(ひゃくまんぼりき)元気講演会」が開催される。主催は同会議所地域力連携事務局。
同講演会は、主婦のネットワークが市場を動かすパワーを持っていることから、主婦の視点を地域活性化や中小企業のマーケティングにも役立てようというもの。講師はトランタンネットワーク新聞社(横浜市金沢区)社長の藤本裕子さんで「地域活性化と百万母力の可能性」と題した基調講演のほか、「お母さん記者から見た地域活力」をテーマにシンポジウムを行う。
藤本さんは全日空客室乗務員として勤務後、結婚して3女を出産。子育てをしながら慶応大学経済学部を卒業。1995年に同社を設立。子育てや教育をテーマにした情報誌制作、まちづくり支援活動を行う。昨年「お母さん大学」を設立し、子育て情報紙「お母さん業界新聞」をウェブと紙媒体で展開している。
「お母さん業界新聞」では、全国約350人の「お母さん記者」が各地から生活情報を発信。藤本さんは「一人の言葉に誰かが感じ、またその人が自分の言葉でそれを伝える。百万馬力ならぬ『百万母力』の共感エンジン」だという。
同会議所担当者の小幡純さんは「お母さんたちの口コミパワーは、テレビやインターネットにも負けない宣伝力を持つ。女性ならでは視点でコミュニティー・ビジネスを起業したり、中小企業ともコラボできるのでは」と期待する。
開催時間は10時~13時30分。入場無料。昼食付き交流会も予定(食事代=500円)。問い合わせは同会議所情報企画課(TEL 046-823-0421)まで。