「海軍の街」をPRしようと横須賀市内の軍艦マニアらが呼び掛けたグルメイベント「よこすか軍艦メシ」が現在行われており、横須賀中央・追浜エリアの飲食店9店舗が参加し盛り上がりを見せている。9月30日までの限定企画。
日米艦船の基地がある横須賀には、人気PCゲーム「艦隊これくしょん」のファンらが数多く訪れている。そんな中で、市内でミニコミ誌を発行する軍艦マニア・グループ「横須賀鎮守府(仮)」が企画。飲食店に軍艦をモチーフにした新メニュー開発を提案したもの。
作戦名「与八四号作戦 ヨコスカヲ、クライツクセ」と名付けられた同イベントでは、注文者には1食につき1膳、軍艦焼印入りオリジナル割り箸をプレゼント。数量限定で全10種類あり、飲食店9店のほか「YOKOSUKA軍港めぐり」汐入ターミナルでも乗船客に配布。1店舗は店名が明かされていない「シークレット店舗」となっており、イベントチラシ裏面の地図をもとに探訪できる。
各店舗では、艦船の歴史やエピソード、形状などを模したさまざまな「軍艦メシ」メニューに工夫を凝らした。横須賀で建造された旧海軍の空母信濃をイメージした「信濃軍艦盛り」(居酒屋 空母信濃)、第2次大戦中に日本とドイツの完全往復に成功した「潜水艦 伊8」を題材にした創作ポトフ(やんちゃ屋)、戦艦の三連装主砲を模した「武蔵主砲バーガー」(YOKOSUKA Shell)なども。
同グループ代表の今井拓也さんは「飲食店の協力を得て、艦船をイメージした新しいグルメが生まれた。軍艦メシ探訪で横須賀市内を回遊してもらえたら」と話す。全種類コンプリートした熱心な艦船マニアも現れた。「来春には参加店を増やし第2弾イベントも予定している」という。