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横須賀で映像ワークショップ-若い世代が「基地の街」探訪取材

日米艦船を見学できるヴェルニー公園でビデオ撮影を行う参加者たち

日米艦船を見学できるヴェルニー公園でビデオ撮影を行う参加者たち

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 米海軍横須賀基地周辺を探訪する映像ワークショップ「カメラを持ってヨコスカに行こう!」が4月29日、横須賀市産業交流プラザ(横須賀市本町3)で開催された。映像配信を専門とするNPO法人「Our Planet-TV」(東京都千代田区)が主催。

「ドルが使える街」どぶ板通り商店街でインタビュー取材も

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 当日は、東京・横浜などから20代~40 代の男女17人が集まり、「基地の街」をテーマにした映像制作にチャレンジ。午前中には「撮影技術とインタビュー」講座が行われ、取材の基本や撮影技術、インタビュー撮影時のテクニックなどを学んだ。

 午後からは取材撮影の実習。地元案内人の話を聞きながら、アメリカンな商店街・どぶ板通りや米軍基地ゲート前を歩きながら、ビデオカメラを回した。案内役は、基地問題を提起する「ヨコスカ市民グループ」の新倉裕史さん、横須賀経済新聞編集長で基地カルチャー探訪ガイドも行う亀崎昌義さんの2人。基地の街を考える上で異なるアプローチの仕方を参加者はインタビュー取材。参加者自身が表現したいテーマの参考にした。

 「ドルが使える街」として人気を集めるどぶ板通りの「今と昔を知りたい」と商店街の人たちにも取材。海軍カレー・ネイビーバーガーなど基地グルメを探訪する女性参加者、裏道にある銭湯に入浴して女性経営者にインタビューする男性参加者も。

 ICU国際基督教大学3年の吉田ももさん(21歳)は「自分がメディアになれる時代だと思い参加した」といい、「横須賀は基地の街というイメージが強かったが、そればかりではない面も見えた。街の人たちに話を聞くことで多様な意見があることも分かった」という。

 東京都西多摩郡から参加した山崎英之さん(38歳・会社員)は「カメラを持って話を聞くことで地元商店街の人たちと交流するきっかけになった。初めての横須賀探訪だが何度か通って理解を深めたい」とも。

 同企画を担当したOur Planet-TVの平野隆章さん(横須賀出身)は、「地域を知ることで社会の姿を浮き彫りにできるのではと思い、ビデオカメラを持って街を探訪する映像ワークショップを提案した。横須賀が持ついろいろな面を映像で伝えられたら」と話している。

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