幕末に黒船に乗り込んで交渉役を務めた浦賀奉行所与力・中島三郎助をしのぶイベント「中島三郎助まつり」が1月26日、浦賀ドック跡地(横須賀市浦賀4)で開催される。「中島三郎助と遊ぶ会」が主催。
普段は入ることのできない住友重機・旧浦賀ドック機関工場を開放して歴史イベントを展開。工場内では、歴史パネル展示、当時をしのぶ創作料理「黒船シチュー」などの飲食ブースも出店。ステージでは、浦賀湾繁盛記(ミコとローガン)、日本舞踊、カントリーダンスなども。
中島三郎助は、ペリー来航時(1853年)に日本人として最初に黒船の旗艦「サスケハナ」に乗り込み、幕府の交渉役を務めた人物。
日本初の洋式軍艦「鳳凰丸(ほうおうまる)」建造にも尽力。明治2(1879)年、函館・五稜郭で新政府軍との戦いに参加、息子2人とともに49歳で戦死。浦賀の愛宕山(あたごやま)に「中島三郎助招魂碑」が建てられた。
開催時間は10時~15時。問い合わせは同会(TEL 046-841-1509)まで。