神奈川県内で頑張っている商店街を表彰する「第2回 かながわ商店街大賞」が1月7日に発表され、横須賀市の「どぶ板通り商店街」(本町商店会)が大賞を受賞した。神奈川県・県内経済団体で構成する同大賞実行委員会が選定。
同商店街は「アメリカに最も近い商店街」がコンセプト。米海軍横須賀基地近くに位置し、「どぶ板バザール」を30年間(120回以上)継続的に開催するほか、アンテナショップ・ドブイタステーションを運営。
昨年夏、海外旅行で余った米ドル紙幣が使える「ドル旅まつり」を開催して好評だった。米軍家族らが協力する「マチナカ英会話教室」、日米アームレスリング大会など多彩なイベントも展開。「商店街のにぎわいづくりに貢献している」(同実行委員会)と高い評価を得たもの。
準大賞には、プララ杉田専門店会(横浜市磯子区)、相模大野駅周辺商店会連合会(相模原市南区)。特別賞は、中山商店街協同組合(横浜市緑区)、新逗子通り商店会(逗子市)、箱根宮ノ下商店会(箱根町)が受賞した。
どぶ板商店街の越川昌光会長は「継続は力なりを合言葉に、若い人たちのアイデアや新しい企画も取り入れて活性化を図った」といい、「どぶ板新聞発行など情報発信にも力を入れている。これからもどぶ板ファンを増やしていきたい」と話している。
神奈川県では現在、県内各地を巡る商店街観光ツアーを実施中。1月25日には、横須賀どぶ板通り、横浜の松原商店街・横浜橋通商店街などエキゾチックな商店街を特集した「バスで行く!商店街ワールドツアー」も予定する。詳細は商連ホームページで確認できる。