新型「成田エクスプレス」初公開に長蛇の列-JR横須賀線開業120周年で

新型「成田エクスプレス」(E259系)を撮影する人たちがJR横須賀駅構内に溢れた

新型「成田エクスプレス」(E259系)を撮影する人たちがJR横須賀駅構内に溢れた

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 JR横須賀線開業120周年イベントが行われたJR横須賀駅で6月13日、「成田エクスプレス」新型車両E259系が初めて一般公開された。当日は車内見学もできることから、カメラを手にした鉄道マニアや家族連れなど千人を超える見学者が駅構内に溢れ、場外にも長蛇の列を作った。

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 JR東日本が今秋から運行を予定する「成田エクスプレス」新型車両は、流線型の白い車体に黒と赤のストライブが入ったもの。運転席を2階に設け、先頭同士が連結されたときに乗客が車両を行き来できるよう設計された。車内は従来型より余裕のあるリクライニングシートで、1両に14個設置した液晶パネルにフライト情報などを映すことができる。

 車体には動揺防止装置(アクティブサスペンション)を装備して乗り心地を向上させたほか、車イス用の大型トイレを新設、荷物置き場に防犯カメラや盗難防止用の鍵を取り付けるなどセキュリティーを向上させた。最高時速は130キロ。JR大船駅を始発として首都圏主要駅と成田空港を結ぶ。来年6月までに132両が製造され、従来型と交代する予定。

 「予想を上回る新型車両の人気ぶりに驚いた」とJR横須賀駅の三森末男駅長は話す。「駅構内では新旧横須賀線の歴史写真展示も行われており、古い車両の写真をみて懐かしむ人もいた。横須賀駅は全国にも数少ない海が見える駅で、『関東の駅100選』にも選ばれた。120年の古い歴史や最新車両も見られる記念イベント」(同駅長)という。

 横須賀線開業120周年イベント「YYスカ線フェスタ」は14日まで開催。14日は同駅2番線ホームに伊豆急行「リゾート21黒船電車」を展示する。展示時間は12時~15時。イベントの詳細はサイトで確認できる。

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