米海軍横須賀基地内の桜が満開となった3月24日、基地開放イベント「日米親善よこすかスプリングフェスタ」が開催され、桜見物に市内外から約3万人が訪れてにぎわった。
同基地内の「クレメント通り」「マコーミック通り」には、ソメイヨシノなど100本近くの桜並木があり、淡いピンク色をした桜の花が咲き誇った。本場のネイビーバーガーやホットドック、バーベキューなどアメリカン屋台も出店。日米の家族連れなどがバーガーやピザをほお張りながら、お花見を楽しんだ。
野外ステージでは、日米音楽ライブやダンスパフォーマンス、映画館「Benny Decker Theater」では第7艦隊バンド・オリエントエクスプレスの演奏も。海沿いのフットボール場では、同基地シーホークチームと防衛大学校チームの親善ゲームも行われた。
米第7艦隊に所属するミサイル駆逐艦「USSマスティン」が一般公開され、艦船見学者の長い行列ができた。Tシャツや艦名入りグラスなど記念グッズも人気を集めた。
同基地司令官のデイビッド・オーエン海軍大佐は「今年はタイミング良く桜の花が咲く時期にイベント開催できてよかった」といい、「大勢の人たちが基地の中を見るのを楽しみに来訪してくれた。米軍人・家族にとっても日本を理解する場になっている」と話した。
入場口の三笠公園内ゲートには朝から長蛇の列ができ、昼前には約1キロ離れた京急汐入駅近くまで大勢の人が並んだ。新港ふ頭に設けられた特設駐車場には観光バス100台以上が集まったほか、隣接する産直施設「よこすかポートマーケット」(今月オープン)も混雑した。