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無人島・猿島の早取りわかめ、収穫始まる-新ブランド「さるひめ」販売へ

1月上旬、猿島産・早取りわかめ「さるひめ」の収穫が始まった

1月上旬、猿島産・早取りわかめ「さるひめ」の収穫が始まった

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 横須賀沖に浮かぶ無人島・猿島周辺で1月10日より、早取りわかめの収穫が始まり、市内飲食店などで地産地消の新ブランド「さるひめ」として提供する。

猿島海域で早取りわかめを収穫する地元漁師

 同日、横須賀・若松町の居酒屋「KUROFUNE」に地元漁師や飲食店関係者ら約30人が集まり、試食発表会が行われた。長さ30センチ前後の早取りわかめは茎の部分まで柔らかく、シャキシャキした食感。しゃぶしゃぶや網焼きなどにすると、磯の香りとともに鮮やかな緑色に変わっていく様子も楽しめる。

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 昨年2月、横須賀東部漁協の後継者グループと飲食店店主らがコラボし、「猿島海畑(さるしまはたけ)活性化研究会」を発足。養殖棚の共同運営を始めた。11月下旬には、飲食店店主らも参加してわかめの種付け作業を行った。

 猿島周辺海域は潮の流れも速く、猿島産わかめは豊富な栄養素を含んでいる。通常は2メートル前後に成長したわかめを2月・3月に収穫するが、大きく成長する前の生わかめは葉や茎が柔らかいのが特徴。

 猿島産わかめの養殖は地元漁師によって40年以上受け継がれてきたが、生産量低下や後継者不足が深刻な悩みとなっていた。今回のプロジェクトでは「わかめオーナー制度」を活用し、飲食店が買取保証することでリスク分散し、若手漁師が取り組みやすい環境を整えた。

 地元漁師の譲原亮さんは「時期をずらして2度収穫できるメリットもあり、若手漁師のやりがいにもつながる」といい、「新芽のわかめは柔らかくかわいらしいことから『さるひめ』と命名。大事に育てていきたい」と話す。

 「さるひめ」は、横須賀中央の炭火焼タイガー・モモヤン・タベルナオッジ・ガーリックハウス・餃子の大黒堂、汐入のカギロイ、追浜のうれしたのし屋・一八・なかなか屋・かっぱ・寿徳庵・龍宮の刻など飲食店約20店舗で提供。取り扱い飲食店を順次募集している。問い合わせは同研究会(大湊さん、TEL 080-1103-7472)まで。

  

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